凡夫の手記

日々、感じた思ったことなど

就活のやる気がない人へ

今日3月1日、平成最後の就職活動が名目上開始する。

 

私は今年大学院を卒業する一学生だ。

就活でそれなりに苦労し、このブログを立ち上げたものの卒論などで忙しく、

書く暇と意欲がないまま、一年が経ってしまった。

 

後輩たちを見ていると、webテスト対策ばかりやり、ESはほとんど書かずに

漠然と「大手に行きたい」や「楽で給料がいいところに行きたい」と言っている。

 

田舎ではこの危機感のなさが普通というか仕方ないことだとは理解はするが、

そんな後輩への思うところ、また自分自身への戒めのため今回筆を執ってみた。

 

就活を「面倒くさい」とこぼす君に、伝えたいことはこの2つだけだ。

就活は卒業者に対し平等に与えられた最後の自己実現のチャンス

・あなたの職業選択の自由は、あなた自身しか責任を持つことはできない

 

あなたは何になりたい、どうしたい

幼い頃の夢があるならば思い出してほしい。

パン屋さん、ケーキ屋さん、消防士、警察官、電車の運転手、ゲームプログラマー、スポーツ選手...等の夢があったかもしれない。

そのうち、野球選手になりたいがために野球教室に入ったものの、周りとの力の差を身に染みて、いつしかその夢を忘れるようになったかもしれない。そんな経験を繰り返し、夢の存在が自分を傷つけ、夢を持つことを辞めたのかもしれない。

 

でも、思い返してほしい。

あなたの夢の中で挑戦せずに夢だけ忘れてしまったものはないか。

今から野球選手にはなれないと思うが、警察官や電車の運転手ならばなれるかもしれない。

 

ありがたいことに日本の新卒就活は若さやポテンシャル、会社とのマッチを高く評価してくれる。だから、場合によっては経験をともわずとも採用していただけることがある。(パン屋さんになりたいのに今までパンを作ったことがありませんなどは除く)

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夢なんてないというあなたに聞きたい。ならば、

何故、何のために働くのか。

どんな環境で働きたいのか。

将来、どんな暮らしをして、どんな風に死にたいのか。

のような抽象的な、哲学的なことを考えてみてほしい。

 

例えば、企業を選ぶ要素として、給料・休暇日数・福利厚生・職場環境・業務内容・会社の知名度離職率...等がある。

なぜ、その要素を重視したのか根本的に考えると、上記のように抽象的なことに行きつくと思う。そして、なぜそこに行きつくのかよくよく考えるとその人のバックグラウンドを反映していることが多い。

例えばでいうと、家が貧しいからお金を稼ぎたいだとか、親からあまりかまってもらえなかった過去があるから家族の時間を大切にするため休暇や福利厚生を気にするという具合だ。こんな風にネガティブでなくとも、家族は私をよく可愛がってくれた、だから私も家族を大切にしたいから休暇や福利厚生を気にするでもいい。

 

このようなバックグラウンドを私は持っている。その点について御社では満足して働けると思うので働きたい。  

と言えばそれはもう立派な志望理由だ。

それこそがあなたの軸だ。

その調子でいくつかの会社を回っていき、適切に自分の価値をアピールして、その価値を会社が買ってくれれば内定は近いと思う。

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夢もない、やりたいこともなりたいものもない。難しいことも考えることもわからん。

という人は

人より苦労しないくせに人よりできることを探すのが良いと思う。

そして、人から求められることならばなお良い思う。

 

これは任天堂の前々社長である岩田社長が遺した言葉で、

詳しくは下記リンク先を見てほしい

www.4gamer.net

この言葉には自分も共感するところがある。

「下手の横好き」という言葉がある。これは、下手なくせにその物事が好きなことを表す。自分も下手の横好きな趣味を持っているがその度に、上位者との差を感じ妥協と諦めを持ちながら楽しんでいる。

 

しかし、会社は利益追求主義であり、基本的に結果主義だ。

成果を出せない人間を雇う必要はなく、その人が熱心に取り組んでいるならばなおさらお互いに辛いだけだ。

だから、他人から求められて他人より苦労せずに他人より上手にできることがあるならばそれを仕事にすると幸せになれるのではと思う。

 

今までの話はいわゆる will can need のフレームワークの話であり、タイトルにやる気がないとあるので一番主体的な willについて詳しく書いた。

もっと詳しく知りたかったら「will can need」などでググってください。

エール

最後に、就活していく中でしんどい時があるだろう。

そんな時、周りの人やネット記事はたまには休もうだとか、パーっと遊ぼうと誘惑してくるかもしれない。

しかし、あなた自身以上にあなたのことを考えている人はほぼおらず、

あなたの職業選択の自由は、あなた自身しか責任を持つことはできない。

 

また、一時的に目の前の問題から逃避しようとも

就活の悩みは就活でしか解決しないし、

将来の不安は将来に向かって前向きに歩くことでしか解消しない。

だから他人に左右されずに自分の心に耳を傾けながらメリハリをつけてほしい。

 

個人的なアドバイスだがエンジンを完全に切ると再始動にエネルギーと時間を使うから、アクセルは踏まなくともクリープ走行のようにゆっくりでいいから一日一日進んでいけると比較的楽だと思う。

 

就職活動頑張ってください。僕も社会人頑張るので。