凡夫の手記

日々、感じた思ったことなど

慟哭

ざわつく。怒りで世界が覆われる。道端を仲睦まじく歩く男女の頭をかち割ろう。今日も空は曇天だ。

人が憎い。世界が憎い。
信じてみた、誠意というものを。
人全てを信じることはできなくともせめて誠意だけは信じてみたかった。

それでも世界は美しいと思いたかった。
世界の美しさを信じていたかった。

姿の見えないあいつは1枚の羽と俺を天秤にかけ比べる。死刑も通達されないまま二度と機会は訪れない。それがあなたの誠意だった。

そうか、よく分かった。ならば、
壊せばいい、壊れればいい。